あの幻の和牛!? 鴨志田さんの「屈斜路和牛」が新登場!!

弟子屈町の「幻の和牛」ってご存知ですか?これまで屈斜路の鴨志田農畜産さんでは「黒毛和種」の和牛が生産されてきましたが、町内にはまったくと言っていいほど流通はされておらず、「幻の和牛」って呼ばれていたんです。

今年(2010年)の春から「ツーリズムてしかが」ではこの「幻の和牛」を「なんとか地域の宿泊施設・飲食店さんでお出しできるようにしたい!」その一心で準備を進めてきました。このほどやっと念願の試食会が開かれ、平成23年1月には町内の宿泊施設・飲食店さんでの提供が始まるそうです。ではこれまでの様子を覗いてみる事にいたしましょう…


平成22年、新緑も眩しくなった季節の屈斜路に「ツーリズムてしかが」関係者の姿があった…

「鴨志田さん、お忙しいところすみません〜お邪魔しま〜す」

「あ、どうもお疲れ様です、いやぁこんなところまで来てくれて、皆さんありがとうございます」

「いやぁ〜鴨志田さんのところで育てている和牛、とても美味しいらしいっていうお話しをお聞きしたんですけど、我々恥ずかしながらその事、よくわかっていなかったんですよね〜」

「そうですね、ほとんど町内には流通していないので無理もないと思いますよ」

「我々『ツーリズムてしかが』では鴨志田さんの和牛をぜひ町内の宿泊施設や飲食店でお出し出来るようにしたいって考えているんです」
「え〜本当ですか!?でも『ツーリズムてしかが』さんて旅行会社なんじゃないですか?」

「いや〜我々は『地域の繁栄を目指す企画会社』のようなものなんですよ〜旅行や着地型ツアーなんかはその一部って事なんですよ〜」

「へぇ〜そうなんですか、でも牛肉の流通っていうのは結構大変みたいですよ、皆さん大丈夫なんですか?」

「そこを『なんとかするべ!』っていうのが我々の合言葉ですから!!」



そうして、現在まで何度も何度も関係者は鴨志田農畜産さんに足を運び、牛肉についてそれまでまったくの素人であったが少しずつ知識を蓄えていったそうです。

今回「屈斜路和牛」として町内の流通を図るためには地域の農協さんとも協力・連携が必要と考え、摩周湖農協さんにご相談、色々なアドバイスを頂きながら、何度も打合せを重ね、地域の事業者さんに使って頂くためにはどのような方法がベストなのか?頭を悩ませる日々が続いたそうです…




ちなみに鴨志田農畜産さんでは現在約200頭の和牛を飼育しており、年間約25頭ほどが出荷されているそう。

そのほとんどすべてが道内のとある枝肉市場から無名ブランドとして広く流通しており、これまで弟子屈町内にはまったくと言っていいほど出回っていないとの事です。

鴨志田農畜産さんでは平成8年に「黒毛和種」を導入して以来、生産から肥育・仕上げまでを一貫生産しており、家族だけで経営するからこそ分業をせずに牛の一生に関わっていく事ができ、一頭一頭の特徴をしっかり把握しながらそれぞれに愛情を注ぎこむ事ができるそう。
ツーリズムてしかが」の取組に対し、町内の事業者さんからは「本当にそんな事できるの?」「値段も味もわからないのにそんなの使えるわけないべや!」…「ツーリズムてしかが」のスタッフの心をえぐるような容赦ない懐疑論も少なからず寄せられましたが「なんとか町内に流通させたい…」その思いは「屈斜路和牛試食会」を実現させるに充分すぎるものであったようです。

暮れも押し迫った平成22年12月28日(火)「川湯ふるさと館」には「屈斜路和牛試食会」の看板が大きく掲げられていました。

この開催日程が「ツーリズムてしかが」の現在置かれている立場をあらわしているようでなりません…

この日のために用意されたのは「屈斜路和牛」のロース約20kg、部位は「リブロース」そして「サーロイン」が3種類。

試食会では「ステーキ」と「しゃぶしゃぶ」で皆さまにご提供する予定となっています。

  「リブロース」   「サーロイン」
 「リブロース」
 「サーロイン」
  「サーロイン」

「よし!皆さんにしっかり味わってもらって、地域の食材や農産物をもっともっと使っていくきっかけにしようぜ!」

「ツーリズムてしかが」の取締役であり「炎の料理人」アトレーユの冨田恵氏(左)と、屈斜路原野ユースゲストハウスの山本和之氏(右)



予想を越える60名ほどの参加者に恵まれた「屈斜路和牛試食会」準備を進めてきた「ツーリズムてしかが」の関係者の頬を伝わっていたのは決して汗だけではなかったはず…
 
当館では「屈斜路和牛」の宿泊プランを現在好評ご予約受付中です!

お伺いした日:平成22年6月17日(木) 12月10日(金) 12月28日(火)ほか 写真と文:半纏王子1号